2025.12.01
神奈川県立保健福祉大学による「食事で考える健活セミナー」を開催しました
2025年10月16日(木)にヴィンテージ・ヴィラ横須賀(横須賀市)で、神奈川県立保健福祉大学・倉貫ゼミの先生と学生さんによる健康をテーマにしたワークショップを開催しました!
ヴィンテージ・ヴィラでは、人生100歳時代に向けた健康寿命の延伸を目指して、「食事」「運動」「生きがい」の3つに取り組んでいます。
このうち「食事」に関する取り組みとして、2016年には神奈川県立保健福祉大学と連携協定を締結。介護状態になりにくい健康メニューの開発など、高齢者住宅での健康づくりの取り組みを進めてきました。ヴィンテージ・ヴィラでのワークショップは2023年からスタートし、今回で4回目となります。
ご入居者と学生さんが免疫力を上げることをテーマにアイディアを出しあい、風邪に負けない体づくりにぴったりなメニューを考案しました。
数年前から続く取り組みということもあり、リピーターの方のご参加も見られ、今回も楽しくにぎやかな時間となりました。
はじめに、ヴィンテージ・ヴィラ横須賀の久保支配人からご挨拶。
「ご入居者の皆さん、今日はお集まりいただきありがとうございます。元気に過ごすため、ぜひ色々なメニューのご提案をお願いします!」
その後は、健康づくりのヒントがたっぷり詰まった倉貫先生の講義がスタート。
テーマは「免疫⼒アップ」。免疫の仕組みやバリア機能に関わる栄養素、免疫力を高める食材などについて、わかりやすく教えていただきました。

バリア機能にはビタミンA、ビタミンD、食物繊維が関わっており、免疫システムを高める栄養素としてはタンパク質や鉄が挙げられるそうです。
また、免疫力を高めるには、タンパク質が多く含まれる⿂・⾁・卵・⼤⾖や、食物繊維が多い芋類・きのこ類などの食材がおすすめとのこと。
「今日から少しずつ取り入れてみよう」と思える内容に、参加者の皆さんも熱心に耳を傾けていました。
講義のあとは、参加してくださったご入居者がグループに分かれて、免疫力アップメニューを考えるグループワークを行いました。
各テーブルには学生さんも参加して、賑賑しくアイデアを出し合っていました。

炊き込みご飯や茶わん蒸しなど、免疫力アップの食材を取り入れたアイデアが次々に出てきました。
アイデア出ししたメニューにまつわる思い出とともに、グループワークは大盛り上がり。
「食」の話になると世代にかかわらずお話が弾みますね。

今回のワークショップでのアイデアは、12月頃、実際にダイニングで提供されるメニューに活かします。

ワークショップの最後には、簡単なアンケートにご協力いただくとともに、握力測定も行いました。
握力は、体力や健康状態のひとつの目安になると言われており、参加者の皆さんも興味津々。
倉貫先生からご入居者へはアンケートご協力のお礼として、握力を鍛えるグッズをお渡ししました!

参加者の皆さんの声やアイデアが、大学の研究にも活かされています。
大学との協働によって生まれる気づきや交流が、ご入居者の元気のきっかけになれば嬉しく思います。
今後も、地域や大学とのつながりを大切にしながら、心も体もいきいきと過ごせる取り組みを続けていきます。
また、今回皆さんが考えたメニューが夕食になる際はまたブログにする予定ですのでお楽しみに!