神奈川県立保健福祉大学による健活セミナーで考案された『免疫力アップメニュー』をVV横須賀の夕食で提供しました

廣瀨

10月に介護付有料老人ホーム「ヴィンテージ・ヴィラ横須賀」で開催された「食事で考える健活セミナー」。

VVブログ：神奈川県立保健福祉大学による「食事で考える健活セミナー」を開催しました（2025.12.01）

神奈川県立保健福祉大学・倉貫ゼミの先生と学生さんたち、そしてご入居者の皆さんが一緒に「免疫力アップメニュー」をテーマにアイデアを出し合い、そのメニューが12月3日（水）の夕食に登場しました！

この日の献立はこちら！

銀鮭のちゃんちゃん焼き
長芋オクラ
茶碗蒸し
きのこの炊き込み御飯
松茸香るお吸い物
漬物
季節のフルーツ

ご入居者が召し上がっているダイニングにお邪魔して、先生と学生さんたち、ヴィンテージ・ヴィラ横須賀の支配人、公社職員で実食してきました！

配膳されたお膳を見てまず感じたのは、野菜が多く使われて健康的でありながらも、品数が多くしっかりとボリュームがあること。

タンパク質が多く含まれる魚・卵や、食物繊維が多いきのこ、免疫力を活性化するビタミンCが含まれるくだものが使われた健康的なメニューになっていました。

種類豊富で栄養もしっかりと考えられた「免疫力アップメニュー」は満足感がしっかり感じられ、完食されている方ばかりでした。
風邪をひきやすいこれからの季節にもしっかり備えられそうです！

当日のダイニングでの夕食の喫食数は、直近の平均より多い108食のご提供となりました。

免疫力アップメニューを実際に食べた後は、先生と学生さんたち、支配人・フードマネージャー、公社職員で意見交換会をしました。

先生：

タンパク質がたっぷりで、魚料理などにきのこがふんだんに使われていてワークショップで案として出たメニューがよくまとめられていると感じました。

フードマネージャー：
ワークショップでのメニューをバランスよく組み合わせることを意識しました。日頃から意識していることでもありますが、高齢の方に提供するメニューなので味が濃すぎないように配慮しました。

学生さんA：
ワークショップでは、ご入居者はご自身が召し上がるものがテーマなので一生懸命メニューを考えてくださり、具体的なメニューをイメージしやすかったのではと思います。一緒にメニューを考えることで、ご入居者も私自身も達成感が感じられたと思います。

学生さんB：
メニューが提供されたときに、ご入居者は考案したメニューから少しアレンジが加わった部分を参考にすることもでき、料理のレパートリーが増えるのではないかと思いました。

学生さんC：
ワークショップではご入居者の方が食材や料理名を一緒に考えることで興味を持っていただき、また今までに召し上がった料理についてのお話や思い出を聞くことができ、私達にとっても良い学びになりました。

学生さんD：
ご入居者が先生の講義を真剣に聞いてくださり、その過程を経て今回のメニューを召し上がることでヴィンテージ・ヴィラのメニューに興味を持っていただくきっかけになると思いました。

支配人：
普段からヴィンテージ・ヴィラ横須賀で提供しているメニューとは少し違ったものになったので、いつもはヴィンテージ・ヴィラのダイニングにいらっしゃらないご入居者も足を運んでくださり、「美味しかった」と完食される方が多かったですね。

先生：
フードマネージャーも積極的に参加されたことで、ワークショップがご入居者とヴィンテージ・ヴィラのスタッフの方との双方向のコミュニケーションが取れる良い機会になったと思いました。

公社：
ご入居者が喜んでくださりとても良い試みなのでこれからも続けたいですね。

先生：
普段はご自身で料理している方がダイニングに来て、自ら召し上がる機会が少ない料理や食材を召し上がることで、食事の品数が増えるとフレイル予防につながります。複数の食品群を組み合わせた食事を継続して摂ることが、高齢期の健康維持において重要であると実感しています。そのためにもダイニングの利用を促進できれば良いと思います。

それぞれがワークショップや提供されたメニューを振り返り、栄養バランスの良い食事をとること、料理や食材のバリエーションの多さが大切であることを再認識しました。