2017.10.25
神奈川県立保健福祉大学との共同企画 健康メニュー座談会を開催 みんなで考える冬のカラダぽかぽかメニュー
神奈川県住宅供給公社 高齢者事業部の山本です。
今回は、ヴィンテージ・ヴィラ洋光台にて10月20日(金)に開催した、「みんなで考える健康メニュー座談会」の模様をお届けします。
座談会のテーマは "冬のカラダぽかぽかメニュー"。
メンバーはヴィンテージ・ヴィラ洋光台の入居者とスタッフ、神奈川県立保健福祉大学の教員・学生、公社職員です。
「健康寿命の延伸」を目指して神奈川県立保健福祉大学と連携し、各ヴィンテージ・ヴィラで「健康メニューを考える座談会」を行っていますが、今回は座談会に加え、ゲーム感覚の味覚テストも行いました。
食に対する関心度が伺える18名の入居者のみなさんがご参加くださいました。
体温調節には食事が重要
第一部の座談会は神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部栄養学科 外山教授のお話しからスタートしました。
「"朝の太陽の光"と"朝食"により体内時計をリセットさせることで、体温調整が正しく機能するようになる」など、食の重要性や食と身体の関係性を分かりやすく解説。
また、「通常の食事の10%が熱に変わる」「特にたんぱく質を多く含む肉類や香味野菜が体温上昇につながる」といった今回の座談会のテーマに沿った内容も盛り込んでくださいました。
世代間交流も盛り上がる座談会
「では、みなさんでメニューを考えてみましょう!考えて頂いたメニューは実際にヴィンテージ・ヴィラの夕食に登場します!」と外山教授の合図で4グループに分かれて座談会がスタート。
入居者それぞれの故郷の料理や、家庭で冬の定番だった料理など、"カラダが温まる"をテーマに次々とメニューがあがっていました。
県立保健福祉大学の学生が取りまとめを担当していたので、入居者と孫以上の年齢差に「すいとんって知ってる?」「知らないです、どんな料理ですか?」などと世代間交流も盛り上がっていました。
ヴィンテージ・ヴィラの夕食メニューに登場するのは「すいとん」?「呉汁」?
多く声が上がっていたのは「すいとん」でしたが、参加者の大半が初めて聞く料理名に驚いたのは「呉汁(ごじる)」と「しもつかれ」。
「呉汁」はすり潰した大豆を入れる汁物で、「しもつかれ」は鮭の頭に人参などの野菜と大根おろし、酒粕をまぜた料理とのこと。
私はどれも食べたことのないものでしたが、「美味しいんだよ~!」というお話を聞いていたら、ぜひ食べてみたくなりました。
たくさん出たメニューの中から、各グループで選出した3~4つをホワイトボードに掲示。
このメニューの中から料理長と栄養士が考案し、どれかが11月の夕食メニューに登場するとのことで、皆さん何が選ばれるかワクワクしているようでした。
健康と味覚は関係がある?!
第二部は神奈川県立保健福祉大学の研究の一環で行われた味覚テスト。
塩味や甘味、旨味などが薄く味付けられた溶液を味見し、何の味覚かを当てるゲーム感覚のテストでした。
「しょっぱいかな...」「味しないよ?」「私はハッキリ分かった!」など、皆さんとても楽しみながら参加されていました。
「とても薄味の溶液なので"味がしない"という学生も多いんですよ」と教授が話される中、私がお話を伺っていた入居者さんは「これは塩味ね」「これは旨味かな」と正確に当てられていました。
しっかり塩分調整されているヴィンテージ・ヴィラの食事を取っている入居者さんは繊細な味覚を保てているのかも?と思いました。
濃い味の食事を日々取ってしまっている私には全く自信のないテストですが...
あわせて食欲・健康意識に関する簡単なアンケートと握力測定も行われました。
「味覚感受性と食欲・健康意識は関係性があるのか?」という研究につなげられるそうです。
おまけのランチ紹介♪
ヴィンテージ・ヴィラ洋光台にてランチをいただきましたのでご紹介。
当日は"筋力アップメニューの日"ということでたんぱく質が豊富なささみを使ったメニュー「鶏ささみのピカタ」定食、もしくは焼売付の「かた焼きそば」が選べました。
どちらも魅力的でしたが"ピカタ"に惹かれて定食にしました(笑)
パプリカともやしのマリネサラダに野菜スープ、バナナヨーグルト付きです。
火を入れると硬くなりがちなささみ肉がとっても柔らかく、味付けも絶妙でとても美味しくいただきました。
ごちそうさまでした!
次はヴィンテージ・ヴィラ相模原でも「健康メニュー座談会」を予定しています。
またレポートさせていただきますのでお楽しみに!