2017.07.27
ミズノ株式会社と神奈川県住宅供給公社による健康寿命延伸プロジェクト第1弾 7月21日(金)ウォーキングセミナー開催
神奈川県住宅供給公社 高齢者事業部の山本です。
「生涯自立」の実現に向けた健康寿命延伸プロジェクトとして、介護付有料老人ホーム"ヴィンテージ・ヴィラ相模原(相模原市南区上鶴間本町2-17-16)"にて、スポーツメーカーのミズノ株式会社との調印後、初のウォーキングセミナーを開催しました。
高齢者の日常的な身体活動と健康に関する研究を行っている、東京都健康長寿医療センターの青栁幸利博士による「"歩き"で病気を予防!健康寿命をのばすために~」と題した講演、ミズノによるウォーキング講習、正しいウォーキングのため正しい靴選びに活用できる足型測定会の3本立てを開催しました。
40名の方がご参加くださり入居者様の関心の高さが窺えました。報道関係者の方々も9社お越し頂きました。
青栁博士の講演では、群馬県中之条町の高齢者約5000人を対象に現在も継続的に行っている研究より、「たくさん歩けば健康につながるわけではなく、早歩きのような少し息の上がる中強度の運動を適度に取り入れ"1日8000歩・速歩き20分"が健康長寿のカギ」と説明。
また、寝つきを良くするには「夕方の散歩が良く、日光を浴びることも健康に必須!」など日々の生活、ウォーキングに役立つ情報が満載でした。入居者様も熱心に聞かれてメモを取られている姿も多く見られました。
ミズノによるウォーキング講習では、椅子に座りながらできる運動、歩く上での正しい姿勢、腕をしっかり振った歩き方など、入居者様が実際に体験しながら行われました。
みなさん終始笑顔で、楽しそうに体を動かされているのが印象的でした。
その後に行われたミズノによる足型測定会は、自分の足型を知ることができる機会ということで、セミナー参加者を上回る43名の入居者様が参加されました。
診断データを基に一人ひとりにミズノスタッフが診断・アドバイスしてくださるかたちで、お待ち頂く方もいらっしゃいましたが「順番を待ってもやってみたい!」と大盛況でした。
「今まで履いていた靴のサイズと違った!」「私は特殊な足型だったの」など、診断結果を受けて話しに花が咲いていました。
本セミナーの開催をきっかけに、青栁博士の理論に基づきミズノが開発した活動量計(※1)をヴィンテージ・ヴィラ相模原の居住者様に日々身につけて頂き、効果測定を行った上で、今後全ヴィンテージ・ヴィラへも導入予定です。
公社は今後も各種のプロジェクトに取り組み、高齢者の生涯自立に向けた支援を行ってまいります。
※1)活動量計
ミズノ株式会社が高齢者の日常的な身体活動と健康について、これまでのウォーキングになかった"活動強度=歩くときの質"に着目した計測機器です。万歩計のように日々身に付けて、毎日の「歩数」と「中強度運動」を定期的にクラウドに取り込むことにより、個人カルテ形式で活動量を確認できます。
活動強度の「見える化」によって、適正な運動量を把握することが可能となり、また、使用者ご自身の健康への意識づけとなるサポートツールとしても期待できます。
●関連動画
・公社とミズノ株式会社による連携・協力に関する協定についての調印式
・「ヴィンテージ・ヴィラ」 ブランドムービー
・平成28年7月10日TVK放送 ~生涯自立 夢の続きへ~