2018.08.27
ヴィンテージ・ヴィラ歌の発表会に向けて、ベートーヴェン「第九」の練習をスタート
神奈川県住宅供給公社 高齢者事業部の山本です。
9/19(水)に開催が決定した歌の発表会に向け、県内5箇所にある当公社の介護付有料老人ホーム「ヴィンテージ・ヴィラ」では、入居者で構成された各コーラスチームが日々練習に励んでいます。
今回はベートーヴェンの交響曲第9番「歓喜の歌」を抜粋で入居者全員がドイツ語で初挑戦するため、通常のコーラス練習に加え、第九の特別レッスンをスタートしました。
力のこもった練習の様子をお届けします。
本場ドイツで学ばれた講師による特別レッスン
8/1(水) ヴィンテージ・ヴィラ相模原で行われたコーラス練習に参加させていただきました。
ドイツのシュツットガルト国立音楽大学大学院を卒業され、現在は声楽やコーラス講師をされている橋本裕子先生をお迎えし、第九の初レッスンが始まりました。
ドイツ語には日本語にはない発音がある
まず行われたのはドイツ語についてのレクチャーでした。
ドイツ語には日本語にはない母音や子音があるとのことで
例えば、
口をすぼめた「オ」の口の形で「エ」と発音する、
声を出さずに息の音だけで「ハ」「ヒ」「フ」「へ」「ホ」と発音する、など
先生がとても分かりやすくユーモアを交えながら説明してくださいました。
馴染みのない表現に驚きとともにドイツ語って面白いかも!という関心も生まれてきました。
また、ドイツ語の歌はドイツ語が持つ言葉の強弱、リズムを考慮して旋律が作られているということで、シューベルトの「野ばら」を例に先生が実際に歌ってくださいました。
先生の歌声が素敵なことはさることながら、ドイツ語と旋律が一体となっていることが良く分かり、ドイツ語の歌への不安感が薄れていくようでした。
私をはじめ「ドイツ語は難しそう・・・」と敬遠していたコーラスメンバーも、このレクチャーによって次の歌の練習にスムーズに入ることができたように思います。
ドイツ語について学ぶことは歌うために重要な要素なのですね。
ドイツ語の歌はまず歌詞を読んでから
続いて第九の練習へ。
ここでもいきなり歌うのではなく、ドイツ語の歌詞を声に出して読むことからはじまりました。
先生が発音とともに詩の意味も教えてくださり、ドイツ語にリズムがあるので歌詞を読んでいるだけで歌っているかのようでした。
初めて詩の意味を知ったのですが、"喜びを歌おう!"というとても幸せな内容なのですね。
第九というと年末のイメージがありますが、時期を問わず歌える素晴な曲だということも知ることができました。
歌詞を読むことに慣れてきたら曲をつけて歌ってみる。これを4小節ずつ進めていきました。
難しさを感じるどころか皆さん楽しまれていて、コーラスメンバーの中には早く続きを歌いたい!という気持ちの表れか、まだ練習していないところまで歌ってしまう方もいらっしゃいました。
各ヴィンテージ・ヴィラで第九練習に奮闘中!
8/3(金) ヴィンテージ・ヴィラ洋光台のコーラス練習にも参加させていただきました。
練習前に「ドイツ語なんて無理だよ・・・」とおっしゃっていたコーラスメンバーもいたのですが、先生の指導で練習を進めていくうちに、そんな言葉はなかったかのように歌われていたのが驚きでした。
練習後には「先生の教え方が上手だから歌うのが楽しかったわ」とおっしゃっていた方も。
私も仕事を忘れて楽しく歌わせていただきました(笑)。
講師の橋本先生は、上記以外のヴィンテージ・ヴィラ(横浜・向ヶ丘遊園・横須賀)にも訪れ、直接レッスンをしてくださっています。
各コーラスグループが日々第九練習に奮闘中です!
皆さん練習を重ねるたびにみるみる上達されており、本番までの練習の成果がとても楽しみです。
ぜひ皆さんも聴きにいらしてくださいね!
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