2019.03.06
ヴィンテージ・ヴィラ横浜、「スポーツ吹き矢」体験会を実施しました
こんにちは!
神奈川県住宅供給公社 高齢者事業部の髙橋です。
ヴィンテージ・ヴィラ横浜にて2月8日(金)に開催された「スポーツ吹き矢」体験会の様子をご紹介します。
今回は講師の方をお招きし、22名の有志のご入居者に実際に体験していただきました。
スポーツ吹き矢とは?
今回ヴィンテージ・ヴィラとしては初めて開催した「スポーツ吹き矢」体験会。
「スポーツ吹き矢」という言葉に聞き馴染みのない方も多いのではないでしょうか?
「スポーツ吹き矢」は、健康に良くても楽しく続けられなければ意味がないという考えで始まったスポーツです。吹くという行為を通して腹式呼吸ができ、わかりやすいルールで誰もが楽しめるという特長があります。(一社)日本スポーツ吹き矢協会も設立され、世界大会も開催されています。
ルールとしては120cmほどの筒に矢を入れ、5~10m離れた円形の的をめがけて息を一気に吹き込むことで的に矢を当て、得点を競います。実は「スポーツ吹き矢」は高齢者におすすめのスポーツのひとつです。
吹き矢から的までの距離や的の高さを調節できるため、誰でもゲーム感覚で楽しみながら様々な健康増進の効果が得られるということで注目されています。
競技中に腕を上げ下げして動かし、自然と腹式呼吸を取り入れることができるので、血液循環に良い効果が期待できます。
フッ、パシッ!という筒から飛び出した矢が勢いよく的に当たる音は小気味よく、はまってしまう方も多いそうです。
たとえば、息を吸ったり一気に吹き込む動きを繰り返すことで腹式呼吸を行なうことにつながります。腹式呼吸では、通常の呼吸(胸式呼吸)のおおよそ3倍というたくさんの酸素を効率的に体に取り入れることができます。一度に多くの酸素を体内に取り込めるため、心臓や肺の負担をかけず、血圧の安定など様々な効果が期待できます。 詳しくは(一社)スポーツ吹き矢協会のホームページにて紹介されています。
今回は初めて「スポーツ吹き矢」に触れる方を対象とした体験会でしたので、4メートルほどの距離から吹き矢に挑戦していただきました。
実際に体感してみます
最初にスポーツ吹き矢の基本動作となる「型」を教わりました。
まず1人5本の矢をホルダーに入れて首に下げ、位置に付いたら的に向かって一礼します。次に、吹き込み口にマウスと言われる口に含む部分を装着し、筒の中央部分を左手で持って矢を筒に入れます。息を吸って筒をゆっくり上げ、さらにゆっくり筒を下ろしたらマウスを口に含み、一気に息を吹き込みます。5本吹いた後、的に一礼しておしまいです。
「意外と吹くまでの型が難しいのね!でも楽しいわ」
体験してみて、驚かれるご入居者もいらっしゃいました。型を理解するのは簡単なのですが、実際にやってみるとなると案外難しいもの。
息を吸ったり吐いたりすることと腕を動かすことを同時に行なうことに、最初はご入居者もちょっぴり苦戦していましたが、それも最初だけでした。
「息を吐ききるのがコツですよ」と講師からアドバイスを受けると、
勢いよく矢を吹き出し、次々と的に命中させていきます。
慣れない手つきだったご入居者も、実際に吹いて的に当たると「わあ!当たった!」と声を上げてよろこんでいらっしゃいました。
的に矢が上手く当たると、当たるときのパシッという音とともになんとも言えない爽快感を感じます。「的の真ん中に当てたい!」とゲーム感覚で楽しみながら取り組んでいました。
上手く的に当たるとハイタッチをしあう場面もたくさんありました。
「○○さん上手ね!」「大会目指そうかしら」と楽しそうな声があちらこちらから聞こえ、「せっかくだから習ってみたいわ」「コツを知りたい」と積極的な姿が見受けられました。
楽しい時間はあっという間で、帰り際にも「おもしろいね」「もっとやりたかったくらいよ」と講師や職員に話しかけたり、「近くでスポーツ吹き矢をできるところはあるかしら」などの質問される方も多くいらっしゃいました。
「楽しく続けることが大事ですよ」と講師の方からアドバイスもいただきました。
おまけ
実際に私も体験してみました!
私も「スポーツ吹き矢」は初挑戦。型をこなすのに最初は少し戸惑ってしまいました。
吹き込む際に一気に空気を押し出す肺活量も必要なことはもちろん、120cmもある長い筒を持って動かすなど様々な動きがあるため、体験後には全身がとても温まりました。
簡単そうに見えて、難しい「スポーツ吹き矢」。ご入居者の皆さまはすごくお上手だったんだ...と実感しました。
ヴィンテージ・ヴィラのご入居者はお元気な方が多く住まわれています。
今回のイベントのように、新しいことに挑戦する機会に恵まれていることもその若々しさに良い影響を与えているのかもしれません。
今後もさまざまなイベントをご紹介してまいります!どうぞお楽しみに。