ブログ

セミナー・講演情報

2019.02.08

『介護は突然やってくる! 老後のリスクに備える基礎知識』新春シニアライフセミナーを開催しました

こんにちは!

神奈川県住宅供給公社 高齢者事業部の髙橋です。



1月28日(月)に新都市ホールにて開催した新春シニアライフセミナーの様子をお届けします。

前回に引き続き講師にお招きしたのは、当公社主催セミナーを数多く務めていただいているエイジング・デザイン研究所代表の山中由美さん。

国内外の老人ホーム約800か所以上を訪問調査し、介護や高齢者の住まいについてのセミナー講師やメディアへの執筆・出演も行う高齢期の暮らしに関する専門家です。



今回のセミナーも第一部と第三部でお話ししていただきました。

IMG_0483.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像

長生きはリスク?

講師の山中さんが最初に話されたのは、今後の介護環境についてでした。



・健康寿命と平均寿命の差は9~12年もある。

・介護人材・財源が不足し、厚労省の調査では介護事業者の8割が採用困難の状況。

・自立を促す自助が前提の考え方のため、少し支援が必要な方へのサポートが今後手薄になっていく。

・公的介護保険が厳格化し、要介護認定を受けることが難しくなっていく。



など、「長生きするほどリスクが高まる」厳しい現実が語られました。



(介護保険についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。)



「長生きしてね」。

そんなふうに昔言われたことがあるという方は多いかもしれませんが、今では長生き保険なんていう保険すら生まれるご時世。

手放しで長生きできることを喜べるほど、今後の介護を取り巻く環境は甘くないということですね。



住み替えはひとつの選択肢

厳しい環境におかれる介護環境。

単身・高齢者のみの世帯が主流になる中で、在宅での生活は家族や地域の方の支援が欠かせない状況となっていきます。



最期まで在宅で過ごしたい場合には、元気なうちに介護の役割分担を考えておくことや住宅のバリアフリーリフォームを行うなど、本人・家族が準備をすることが必要不可欠。

準備をすることが環境的に難しい方や、今後の介護に不安を感じている方の解決策として、「選択肢の1つは住み替えです」と山中さんは言います。



「ホーム探しの一番のハードルは"種類を理解する"ことです。」

これは山中さんのセミナーでは必ず出てくる重要なフレーズのひとつです。



例えば「ケアハウス」や「老人保健施設」など、名称や文字からイメージするものと実態とが大きく異なる場合があるので、正しく理解することが大切です。

(高齢者向けの住まいの種類についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。)



そして、山中さんがもう一つ重要視されるのが「入居のタイミング」。



「"元気なうちに住み替えるのか?""介護が必要になってから住み替えるのか?"では、選び方や住み替え先の暮らし方が全く異なるので、まずは"自分がどんな心身の状態で住み替えるつもりなのか"を最初に決めるのが最も重要!」と力強く訴えかけました。



元気なうちに住み替えという選択肢の場合、公社のヴィンテージ・ヴィラも検討先のひとつになります。第二部では入居相談員からヴィンテージ・ヴィラについてご紹介の場を設けさせていただきました。



ホームの選び方は?重要事項説明書はとても大切

"入居費用だけで判断してはいけない"という山中さんからのアドバイスもありました。



介護にかかる費用が安くて手厚いサービスを受けられる、というホームは存在しないと言っても過言ではありません。



介護体制は一人当たり何名なのか、常勤の看護師がいるのか、夜間も看護師が常駐しているかなど、それぞれ費用が安い理由、高い理由があります。



重要事項説明書には必ず記載があるので「入居関連書類をチェックする目を養うことも重要」とお伝えいただきました。

多くの施設がある中で自分に合った施設を決定するためにも、判断がしっかりできる元気なうちに知識をつけることが大切ですね。



※ヴィンテージ・ヴィラの重要事項説明書は、ヴィンテージ・ヴィラのホームページからご覧いただけます。



自分の目で確かめる大切さ

自分の目や体を使って確かめてみることも大切です!

「今の自分」ではなく「5年後、10年後の自分」にとって使いやすいのか?という観点や、実際に座ってみる・触ってみるなどの五感を使って、見学を実際にしてみることが大切だとご教授いただきました。



終盤には実際のホームの居室の写真を比べて、見学で見るべきポイントを養うクイズも開催し、会場の皆さまは重要なポイントを真剣にメモをとられていました。



セミナーを終えて...

多くの方が最後まで長時間お付き合いくださり、セミナー後もたくさんのご質問やヴィンテージ・ヴィラに関するご相談なども承りました。

皆さまの将来への関心度の高さを強く感じました。



ヴィンテージ・ヴィラは、元気なうちから入居して介護が必要になった場合でも館内で専門スタッフによるケアサービスを受けることのできる「自立型で介護付」の有料老人ホームです。



講師の山中由美さんのアドバイスでも、自分の目で色々見ることも重要という話もありましたので、ぜひ一度、見学だけでもヴィンテージ・ヴィラへ足をお運びいただければと思います。



見学会は随時、参加費無料で行っております。

お気軽にお問い合せください!



この記事を書いた人

高橋(高齢者事業部 運営課)

入社3年目の高橋です!公社へ新卒入社してから2年があっという間に経ちました。介護・有料老人ホームに関する知識を「どこよりもわかりやすく!」をモットーにお伝えしていきます!

お問合せCONTACT

0120-428-660

お電話受付時間 / 平日9:00~17:00