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2017.08.21

介護保険とは?介護保険の基礎知識

こんにちは!神奈川県住宅供給公社 高齢者事業部の高橋です。

40歳から負担の始まる「介護保険料」というものがありますが、みなさんは「介護保険」がどのような制度かご存知ですか?

当ブログでは身近なようで知らないことの多い「介護保険制度」にもスポットをあてていきます。

制度の内容を、さまざまな角度からできるだけ「わかりやすく解説」していきますので、ご自身やご家族のライフスタイルに合った介護保険の利用方法の一助になれば幸いです!

今回は、「介護保険」とはどのようなものか、介護保険の基本についてお話していきます。

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介護保険って何?

介護保険とは、地域や社会で支えあう介護を目指した制度です。

40歳以上が納付している保険料と公費で介護サービスをまかなっています。

介護保険、誰が使えるの?

介護保険は、市町村の「要介護認定」を受けた人が利用できます。

「要介護認定」は、要支援または要介護状態にあるか、また、どの程度の介護を必要とするかを判断するものです。

その認定基準は「介護の手間」を表す「ものさし」としての時間である「要介護認定基準時間」を、次の基準に当てはめて算出します。

ちょっと聞き慣れない言葉もあるかも知れませんが以下の通りです。

【行為区分毎の時間が表す行為】

行為区分1.png

神奈川県ホームページ( http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f12647/ )より転載

ちなみに、医療関連行為のなかの「じょくそう(褥瘡)」とは寝たきりに起きる、いわゆる床ずれのことですね。

そして上記の5項目の行う上でかかる時間の分類が以下の表です。

〔要介護状態区分等と要介護認定等基準時間との関係〕

基準と時間1.png神奈川県ホームページ( http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f12647/ )より転載

介護保険、どうすれば使えるの?

介護保険をどんな人が使えるのかは、なんとなくわかってきたけれど・・・実際に利用するためには何か申請ってするの?」と思っている方!

はい。ズバリ、「申請が必要」です!!

申請方法について、じっくりみていきましょう。

■申請方法の流れ

①まずは必要書類を用意します

【介護保険要介護認定・要支援認定申請書】

・お住まいの市区町村窓口へ直接もらいに行くか、市区町村のホームページからダウンロードします。

・必要事項の記入を行います。

【被保険者証】

・65歳以上の方は「介護保険被保険者証」、65歳未満の方は「医療保険の被保険者証」が必要です。

【主治医意見書】

・主治医の名前、病院名などを申請書に記入するだけでOKです。

・主治医がいない場合は、市区町村指定の医師の診察を受けて申請書の必要事項を記入します。 

②お住まいの市区町村の窓口または地域包括支援センターへ申請を行います。

【持ち物】

・介護保険要介護認定

・要支援認定申請書

・介護保険被保険者証

・印鑑 (申請者が、ご本人・ご家族以外の場合のみ)

③提出をしたら、介護保険資格者証を受け取って「申請はおしまい」です。

【介護保険資格者証ってなに?】

・被保険者証は、認定結果が出るまでは市区町村に預けます。

☆預けている間に被保険者証が必要となった時、被保険者証の「代わり」となるのが「介護保険資格者証」です。

④市区町村の職員またはケアマネージャーが自宅へ派遣されます。

【何をするの?】

・日頃の心身の状態等について聞き取り調査を行い、どの程度の介護が必要なのかを判断します。

☆調査項目は全国共通です。

・また、調査以外に主治医への意見書作成が必要となります。主治医がいなければ、市区町村指定の医師の診断を受け、作成します。

・家族への聞き取り調査もあるので、家族の同席は必須です。

⑤審査、認定

【結果はどうわかるの?】

・介護認定審査会の結果、自宅へ通知が届きます。

・結果に不満がある場合、都道府県の介護認定審査会へ再考を申し立てることも可能です。

【認定を受けた後】

・要介護認定を受けたら、ケアマネージャーを配置しているサービス事業者を選び、担当のケアマネージャーが決定します。

・市区町村のHPなどで地域の居宅介護支援業者を調べることができます。どこが良いかわからない時は、地域包括支援センターへ相談しましょう。

・担当のケアマネージャーにケアプランを作成してもらい、介護サービス利用がスタートします。

・要介護認定は一定期間(概ね6ヶ月)ごとに見直しが行われます。

申請したら、すぐに利用できるの?

介護サービスを利用したい場合には、「介護サービスが必要な状態である」と認定してもらうことが必要です。

通常は手続き後、認定が下りるまでに1ヶ月程度の時間がかかります。

「来週から訪問介護を利用したい」と思っても実際には利用できません。

しかし、介護の必要な状態は多くの場合、突然やってきます

準備が出来ないままに突然要介護状態になってしまうと不本意な状態を我慢しなければいけないのは本人。

もちろん、周りに迷惑をかけてしまう可能性も大です。

そうならないためにも、色々とシミュレーションしておくことが大切です!

「介護保険とは?介護保険の基礎知識 」のまとめ

介護保険の基礎知識のポイントは次の4点です。

・介護保険とは、地域や社会で支えあう介護を目指した制度です。

・介護保険は、市町村の「要介護認定」を受けた人が利用できます。

・申請方法は少々複雑です。ご自身で自分の状況を把握し、ケアマネージャーに伝える必要があります。

・介護保険は通常、手続き後、認定が下りるまでに1か月程度の時間がかかります。

老人ホームでもしっかりした介護が受けられます

介護保険を使うためには、いろいろと手続きがあって、大変そうですね...!

それに、自分で自分の状況をきちんと把握してケアマネージャーに伝える必要があるんですね。なかなか難しそうです。

神奈川県住宅供給公社のヴィンテージ・ヴィラの場合、ケアマネージャーをはじめとするプロのスタッフが数多く在籍しています。

日頃からじっくり関わるスタッフが、ご本人でも気付かない小さな動作から「そろそろ介護保険申請が必要かな?」「今何が必要なのか?」コンサルティングいたします。

ひとりひとり親身に、きめこまやかにケアすることで、介護度が下がる方もいらっしゃるんですよ!

神奈川県住宅供給公社のヴィンテージ・ヴィラでは、きめこまやかなサポートと自分らしく過ごせる環境で、充実したシニア生活を実現いたします。

ご入居をご検討の方は、下記までお気軽にお問い合わせください!

神奈川県住宅供給公社 高齢者事業部  0120-428-660(フリーコール)

[受付時間:平日9時~17時]   

この記事を書いた人

高橋(高齢者事業部 運営課)

入社3年目の高橋です!公社へ新卒入社してから2年があっという間に経ちました。介護・有料老人ホームに関する知識を「どこよりもわかりやすく!」をモットーにお伝えしていきます!

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