2018.04.27
平均84歳のアーティスト達による「第3回 ヴィンテージ・ヴィラ "アート"の発表会」を開催しました
神奈川県住宅供給公社 高齢者事業部の山本です。
神奈川県住宅供給公社の介護付有料老人ホーム「ヴィンテージ・ヴィラ」のご入居者による絵画、書道、陶芸、彫刻、写真など約220点を展示した『ヴィンテージ・ヴィラ "アート"の発表会』を4月14日(土)~21日(土)に開催しました。
平均年齢84歳、プロ顔負けの力作揃いの作品と会場の様子を、抜粋になりますがご紹介いたします。
ヴィンテージ・ヴィラでは、"生涯自立"をコンセプトに「食」「運動」「生きがい」の3つを柱とした健康寿命延伸に取り組んでおり、このうち「生きがい」をテーマにして平成27年から始まった"アートの発表会"は今回で3回目。
8日間にわたる開催期間中、500名を超える多くの皆様に作品をご覧いただきました。
今回の展示会場は4月2日に神奈川県住宅供給公社社屋にオープンした「Kosha33」。
1Fのコミュニティスペース「Kosha33ライフデザインラボ」にはヴィンテージ・ヴィラ横浜のご入居者による作品を展示しました。
ガラス張りの明るい空間に、作品の彩りが加わってとても素敵な空間になっていました。
特に圧巻だったのが陶芸作品。ヴィンテージ・ヴィラ横浜は陶芸窯が常備されておりサークル活動が活発なため、作品点数も多くクオリティもプロ並みでした。
2Fの「Kosha33ホール」には、ヴィンテージ・ヴィラ向ヶ丘遊園、洋光台、相模原、横須賀、トレクォーレ横浜若葉台の作品を展示。
会場に入るとまず目に留まるのはヴィンテージ・ヴィラ相模原のご入居者によるお花の作品でした。
葉や茎まですべて紙や布で作られ、本物に見間違えてしまうほど完成度の高い "菊花"や折り紙色紙、和紙のちぎり絵など、繊細で華やかな作品の数々が並んでいました。
観覧のお客様からは「素敵ね」「こんな細かいのどうやって作るの?」「私も作ってみたいわ!」と感嘆の声があがっていたのが印象的でした。
書道作品は介護専用型施設であるトレクォーレ横浜若葉台のご入居者の作品。
認知症や重度の要介護状態の方々ではありますが、達筆なくずし字や生きいきとした様子が伝わる書道で見ていて感動する作品でした。
たくさんの絵手紙はヴィンテージ・ヴィラ洋光台のご入居者の作品。
人気の絵手紙サークルには95歳のご入居者も参加されていて毎週活動されています。
絵の上手さはもちろんですが色使いが美しくて、添えられている言葉にほっこりする作品でした。
その他、編み物やパッチワーク、刺繍、フラワーアレンジメント、鎌倉彫など多種多様な作品が並び、ご入居者の手先の器用さや技術の高さにただただ感心してしまうばかりでした。
観覧のお客様からは、「充実していることが伝わってくるわ。そんな暮らしができるヴィンテージ・ヴィラっていいわね」という声をいただき、私も作品を拝見して、精力的かつ楽しんでいる様子が見て取れて元気の源になっている、まさに生きがいの一つになっているのだなと感じました。
観覧後はオリジナルコーヒーやフレッシュジュースを提供する「Kosha33カフェ」でくつろいでいかれるお客様も。
このカフェの奥には、ヴィンテージ・ヴィラのお食事メニューを開発する「テストキッチン」があり、専任の栄養士と調理師による健康レシピ作りが始動しています。
ここで開発されたメニューは、各ヴィンテージ・ヴィラの見学会にて喫食体験していただけますので、ぜひお気軽にご参加ください!
見学のお申込みは見学会のご案内ページをご覧ください。
ヴィンテージ・ヴィラのアーティストたちは既に次の作品作りに前進しています。
第4回目のアートの発表会開催を目指し、スタッフ一同支援を行ってまいります。