2019.01.09
ヴィンテージ・ヴィラ横須賀、介護予防講演会を開催しました
こんにちは!
神奈川県住宅供給公社 高齢者事業部の髙橋です。
ヴィンテージ・ヴィラ横須賀にて12月20日(木)に開催された介護予防講演会の様子をお届けします。
この日はクリスマスキャロルも開催されました。
イベント盛りだくさんの一日でしたが、2つのイベントで累計50名のご入居者にご参加いただきました。
ヴィンテージ・ヴィラ横須賀の介護予防講演会とは?
介護予防講演会は、ヴィンテージ・ヴィラの運営を行なうシニアライフ振興財団の理学療法士による講演会です。
今回の講演会のテーマは『介護予防で日本を救う』。大きなスケールのテーマに、集まったご入居者も興味津々の様子でした。
会場では準備していた席の数が足りないほど、多くのご入居者にご参加いただきました。
ご入居者の「介護予防」への関心の高さをひしひしと感じます。
介護は予防できる
『介護予防』とは、大きく6つの内容にわけることができます。
(1)運動器機能向上
(2)口腔機能向上
(3)栄養改善
(4)認知機能低下予防
(5)うつ予防
(6)閉じこもり予防
介護予防について簡単なレクチャーのあと、ヴィンテージ・ヴィラ横須賀で開催されるイベントと介護予防項目との関わりを、クイズを通して確認しました。
「どの効果があるのかしら」「あのイベントはこの効果もありそうだよね」とクイズ中もご入居者同士の話は尽きません。
実は、この講演会の直前に開催されたクリスマスキャロルも立派な介護予防のひとつ。
口腔機能向上や閉じこもり予防の効果が期待できます。
イベントなどで得られる介護予防の効果は、さまざまな効果が重なり合って得られます。
参加してみようかな、という気持ちで色々なイベントに参加してみることが大切ですね!
介護チェックリストの活用
ヴィンテージ・ヴィラでは、厚生労働省が活用を進めているチェックリストを導入し、ご入居者全員に記入をお願いしています。
全25問のチェックリストのうち10個以上当てはまる場合、介護を必要とする状態に近づいているということになります。
このチェックリストは厚生労働省の調査によると、1つでもチェックが当てはまった方とそうでない方を比べると介護認定の発生リスクが約3.1倍高まるといいます。
もともとこのチェックリストは行政が高齢者の状況を把握するために活用し始めたものですが、ヴィンテージ・ヴィラではご入居者ご自身はもちろんスタッフ間でも情報共有し、日常生活の見守りに役立てています。
高齢者は健康状態を維持することが大切です。
体力の低下を見逃さずに早めに対処をすることで、ご入居者がお元気にお過ごしいただけるようスタッフ一丸となって取り組みをすすめています。
介護予防の実践
ヴィンテージ・ヴィラの介護予防への取組みの一つに体操プログラムがあります。
自主トレーニングのみの方と体操プログラムに参加されている方と比べると、バランス能力に大きな差が生じています。
詳しくはこちらでご紹介しています。
自主トレーニングでも筋力を維持することはできますが、バランス能力を鍛えることは難しいという結果に、「体操に参加してみよう」という声があちらこちらから聞こえました。
ヴィンテージ・ヴィラの体操プログラムの料金は月々の健康管理費に含まれているため、追加費用は発生せず、何回でもご参加いただけます。
理学療法士も「利用しない手はないですよ!」とご入居者におすすめしていました。
ヴィンテージ・ヴィラでは、さまざまな介護予防に取り組んでいますが、一番大事なことは『人と接すること』です。
人と接することは、運動などで得られる効果よりも、さらに健康寿命の延伸に効果的といわれています。
介護を必要としなければ、医療費や介護費がかかりません。巡りめぐって日本の財政にも良い影響を与えます。
「日本を救うのはあなたなんです!」という理学療法士の言葉に、ご入居者は真剣に聞き入っていました。
その後、自分で簡単にできる「パタカラ体操」「あいうべ体操」、唾液腺マッサージなどの口腔体操や、認知症予防に効果的なコグニサイズを最後に参加者全員で取り組みました。
講演会の終了時には、時間や場所を選ばずに簡単に取り組める体操のやり方を掲載したプリントをご入居者にプレゼント。
「こうやってやるの?」「こうやるんだよ」と熱心にご入居者同士でお話しされていたのが印象的でした。
ヴィンテージ・ヴィラ横須賀でのイベントを終えて
今回の介護予防講演会ではたくさんのご入居者にご参加いただき、ご入居者の『介護予防』への関心の高さを強く感じました。
すべてのヴィンテージ・ヴィラにて、介護予防講演会をはじめとしたさまざまな講演会を開催しています。
今後もさまざまなイベントを紹介してまいります!どうぞお楽しみに。