2021.06.01
老人ホームは何歳から入居できる?入居を検討するタイミングもご紹介!
こんにちは!
神奈川県住宅供給公社 高齢者事業部の高木です。
介護が必要な方だけでなく、セカンドライフを送る場所として元気なうちから老人ホームへの入居を検討される方が増えてきました。
老人ホームへの入居は一般的に何歳から可能なのでしょうか。
今回は老人ホームへ入居できる年齢や、検討を始める時期などについてご紹介します。
老人ホームは一般的に何歳から入居できる?施設別にご紹介
老人ホームへ入居できる具体的な年齢は、施設の種類によって異なります。
大きく分けると、介護保険施設・公的施設と民間施設があり、それぞれの施設をご紹介します。
①介護保険施設・公的施設
「特別養護老人ホーム」や「介護老人保健施設」など、介護サービスが中心となる介護保険施設の場合は、原則65歳以上で介護が必要な方の入居が可能です。
介護老人福祉施設 (特別養護老人ホーム)
入居できる年齢:65歳以上で要介護3以上の高齢者
※40歳~64歳で、法令で定められた特定疾病が認められた要介護3以上の方も対象
介護老人保健施設
入居できる年齢:65歳以上
※40歳以上で法令で定められた特定疾病が認められた場合も対象
介護療養型医療施設
入居できる年齢:65歳以上で要介護1以上の高齢者
※65歳以下でも介護認定がある場合は入居の相談が可能
養護老人ホーム
入居できる年齢:65歳以上
※環境上および経済的な理由により、居宅において養護を受けることが困難な方が入居できます。
軽費老人ホーム・ケアハウス
入居できる条件と年齢:家庭環境・住宅事情などの理由で自立した生活を営むことに不安であると認められ、家族による援助を受けることが困難な60歳以上の方
②民間施設
有料老人ホームは「介護付」「住宅型」「健康型」の3種類。
「介護付有料老人ホーム」や「住宅型有料老人ホーム」などの場合、一般的には60歳以上、もしくは65歳以上を入居条件と定めている施設が多いのですが、60歳未満から入居可能としている施設もあります。
入居できる年齢や要介護度認定など、入居条件が施設によって異なる場合もありますので、必ず事前に確認しましょう。
「サービス付き高齢者向け住宅」や「健康型有料老人ホーム」などは基本的に60歳以上で自立した生活ができる方の入居が可能となっています。
また認知症高齢者グループホームの場合は、65歳以上の要支援2または要介護1以上の認知症患者の方が対象です。
※特定疾病が認められた場合は、65歳未満でも入居可能な場合もあります。
神奈川県住宅供給公社の「介護付有料老人ホーム ヴィンテージ・ヴィラ」は、65歳以上で介護認定を受けていない元気な方のみが入居可能となっています。
老人ホームの入居を検討するのは何歳から?
老人ホームに入居している方の平均年齢は80~90歳代だと言われています。
老人ホームの入居者を年齢別に確認しますと、いずれの施設においても「85~89 歳」と「90 歳以上」が多いという調査結果もあります。
(参照:高齢者向け住まいにおける運営実態の多様化に関する実態調査研究報告書 令和2年3月)
人生80年時代。
さらには人生100年時代へと向かっている今、定年退職をした60歳はまだまだ若く元気もあります。
そのため、「定年後の60~70歳代は自宅で過ごし、介護や健康の不安が出てくる80歳以降から老人ホームへの入居を選択する」という方が多くいらっしゃるのです。
しかし、老人ホームへ入居する目的は介護だけとは限りません。
食事の支度や洗濯など身の回りのサポートの他に、敷地内にジムがあったりサークル活動が盛んだったりと、セカンドライフを安心して楽しく過ごすための老人ホームも存在しています。
老後を楽しく快適に、安心して過ごすために、50~60歳代で老人ホームを検討することは決して早すぎることではありません。
老人ホームに入居するタイミングについて詳しく知りたい方は、こちらのコラムもぜひご覧ください。
老人ホーム探しや入居の検討は、できるだけ早いうちがおすすめ!
自分にあった老人ホームを探すのには時間がかかります。また人気の老人ホームは空きが少なく、申し込みから年単位で空室を待つ可能性もあります。
時間が経つうちに病気などで要介護度が上がってしまうと、施設側の入居条件とご自身の状況が合わなくなってしまうということも起こり得ます。
お元気で体力や時間に余裕があるうちに、老人ホーム探し・入居の検討を始めてみてはいかがでしょうか?
早いタイミングで入居することで施設のスタッフや他の入居者とのコミュニケーションや信頼関係の構築にたくさん時間を使うことができます。
「老人ホームに入居するタイミングはどんな時?適するタイミングやポイントをご紹介」もあわせてご覧ください。
老人ホームに入居できる年齢は60~65歳以上!早いうちからの検討がおすすめ
老人ホームに入居可能な年齢は、一般的に60~65歳以上です。
介護サービスを中心とした施設の場合は原則65歳以上で介護が必要な方が入居可能となっています。
介護認定を受けている方の場合ですと、65歳未満、60歳未満でも介護老人保健施設や介護付有料老人ホームへの入居が可能な場合がありますので、確認してみてくださいね。
また、独自の入居条件を持つ有料老人ホームや高齢者向け賃貸住宅などは65歳未満、60歳未満でも入居が可能な場合もあります。
老人ホームへ入居されている方は80~90歳代の方が多いです。
定年退職後の60~70歳代は自宅で過ごし、体力や介護の心配が出てくる80歳以降で老人ホームへの入居を検討される方が多いからです。
介護を目的とする以外に、安心してセカンドライフを楽しむという目的を持ち、早いタイミングで老人ホームへの入居を検討される方も多くいらっしゃいますよ。
お元気で体力や時間に余裕があるうちから、老人ホーム探しや入居の検討を始めてみませんか?
公社の介護付有料老人ホーム「ヴィンテージ・ヴィラ」では、「食」「運動」「生きがいづくり」に注力し、ご入居者の「生涯自立」(食事・入浴・排泄に介助を必要としない状態であること)を支援しています。
ご入居者の方々が介護なしでお元気にお過ごしいただけるよう、健康寿命延伸に向けたさまざまな取り組みを進めております。
<食の取り組み>
ダイニングルームでは、専属の栄養士が監修した朝・昼・夕のメニュー3食を365日、ご予約なしでお召し上がりいただけます。
また、神奈川県立保健福祉大学との連携協定により、健康的な食事メニューの共同企画・提供、「食」を通じた介護予防・食育セミナーの実施などをおこなっています。
<運動の取り組み>
健康運動指導士などの資格を持つインストラクターが在籍し、館内の多目的室やフロアエクササイズルームにて、筋力アップや椅子体操などのレッスンを行っています。
転倒予防や骨粗しょう症予防、認知症予防などさまざまな効果のあるプログラムを用意しており、ご入居者は自由にご参加いただくことができます。
<生きがいづくりの取り組み>
絵画や陶芸、卓球など趣味の合ったご入居者同士でさまざまなサークル活動がおこなわれています。
こうした活動の成果を発表する「場」を提供し、ご入居者の目標と生きがいを創出しています。
ご入居は入居時自立が条件ですが、入居後万が一、介護が必要になった場合でも、専任のケアスタッフが24時間体制で介護サービス・生活支援サービスを行います。
さらに、介護度が重くなった場合には提携施設である介護専用型のトレクォーレに追加費用等なく移り住みいただくこともでき、より手厚い介護サービス体制を整えています。
これらの取り組みは公社の情報誌・シニアライフ誌でもご紹介しています。
シニアライフ誌では、さまざまな観点からお役立ちの最新の情報を提供しています。
ヴィンテージ・ヴィラへのご興味、シニアライフ誌のご購読希望がございましたら、ぜひシニアライフ倶楽部にご入会くださいね!
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