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2019.10.02

老人ホームの入居手続きを紹介。必要書類や持ち物、心の準備についても

こんにちは!

神奈川県住宅供給公社 高齢者事業部の髙橋です。


老人ホームへの入居を進める場合、どんな手続きが必要になるのでしょうか。


今回は老人ホームへの入居手続きについてのお話です。

入居のための手続きや必要書類、用意すべき持ち物などをご紹介します。

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老人ホーム入居に向けた手続きの準備とは?

老人ホームの入居手続きについて流れや必要書類を簡単にご紹介します。



1.資料の取り寄せ

まずは情報収集から始めましょう。

「今の住まいから近いから」などではなく、どんな施設に入居したいのか?や譲れない条件などを明確にしておくことが大切です。

気になるホームのパンフレットや資料、重要事項説明書を取り寄せ、サービス内容や条件などから候補の施設を絞り込みましょう。

重要事項説明書は、老人福祉法第29条に基づいて都道府県への提出が義務付けられているため、どの老人ホームでも必ず作成されている資料です。

その老人ホームがどんな施設なのか、どんな料金プランが用意されているのか、そして勤務している職員はどんな人なのかなど、入居を検討する方にとって必要な情報が細かく網羅されています。




2.見学

候補の施設を絞り込んだら、必ず施設へ見学に行き、施設の設備や居室の環境、介護スタッフの対応などを実際に確認しましょう。

契約や料金の説明を聞き、気になる点を質問しながら見学をすると60~90分程度はかかるでしょう。

昼食等の体験をできるホームもありますので、その際には是非体験してみましょう。

1カ所だけではなく複数の老人ホームを見学し、比較検討して決定するようにしましょう。




3.申込と必要書類の準備

入居するホームを決定したら入居申込を行い、必要書類の準備を進めます。

入居手続きに必要な書類は施設によって異なりますが、下記のような書類+印鑑が必要となるのが一般的です。


・健康診断書
・緊急時連絡先
・印鑑
・銀行の支店名や口座番号が確認できるもの
・連帯保証人・身元引受人の印鑑
・戸籍謄本、住民票
・健康保険証(高齢受給者証)
・介護保険証

※必要書類は施設によって異なります。


このほか、「診療情報提供書」など、病状や状態を共有するための書類が必要な場合もあります。




4.体験入居

本契約前に体験入居が可能な施設もあります。

実際に過ごすことで、施設での生活サイクルを感じ、食事が口に合うかどうか、スタッフや他の入居者との相性はどうかなど、細やかな部分での快適性も直接確認することができます。

最終判断をする前に、ぜひ体験入居をしてみてください。




5.契約、入居

施設のサービス内容や契約内容に問題がなければ、契約となります。

契約書や重要事項説明書、管理規程などにそって契約内容の詳細や料金について説明を受け、しっかり納得をして押印、契約をしましょう。

月々の費用や退去時の一時金返還規定、原状回復費用など、費用部分は後々トラブルとなりやすいため、特にしっかりと確認しておきましょう。




入居前の準備、老人ホームに持っていくオススメなものは?

老人ホームへの入居はこんな持ち物を準備していきましょう。


老人ホームは入居時の条件によって自立型、混合型、介護専用型とわけることができます。

詳しくは高齢者施設の種類にはどんなものがあるの?それぞれの施設の特徴にてご紹介しています。


介護付有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などは、家具や収納用品を自分で持ち込むことができるので、持っていくモノをしっかり選ぶと、新しい環境での生活がスタートしやすくなります。



介護サービスを必要とする方(要支援~要介護)

・ベッドや棚が備え付けられたホームもあります。ホームに確認のうえ家具を持ち込むことがおすすめです。


・「せっかくなので新しいものを」と新品を用意しがちですが、使い慣れている馴染みのあるものも用意しておくと安心です。


・洋服は着脱しやすいように前開きのものや洗濯しやすいものを持っていくと良いです。また、名前を記入しておきましょう。


・中身をこぼさず飲みやすいストロー付きのコップや、食事をこぼしてしまっても安心できる前掛けを持っていくと便利です。


・ベッドに長時間寝ていると背中やお尻に床ずれができやすくなるため、マットレスやシートなどを準備しておきましょう。抱きまくらも自然と体重を分散させて床ずれ防止になります。




介護サービスを必要としない方(自立)

・現在の生活スタイルを維持することを念頭に準備をしましょう。


・家具等はご自分のお好きなものや慣れ親しんだものを持ち込むことができます。


・居室のお掃除や洗濯などはご自身で行うので、洗濯機や掃除用品なども持って行きましょう。




老人ホームの入居、心の準備は?

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ホームへの入居は、新しい場所での新しい生活となります。


生活環境が変わることで、ストレスをためたり体調を崩してしまったりする方もいますので、できるだけストレスが少ないように時間をかけてゆっくりと準備をしましょう。

これからの時間を過ごす場所となるので、納得して入居されることが大切です。




まとめ

・老人ホームへ入居する際は、1. 情報収集 2.見学 3.申込と必要書類の準備 4.体験入居 5.契約と本入居 という流れになります。見学や体験入居を行い、スタッフの対応を体感してから決めるようにしましょう。健康診断書や保証人の印鑑、住民票なども必要になるので、施設側に必要書類を確認し準備をすすめましょう。


・持ち込みが必要なものは施設によって異なりますので、事前に確認のうえ用意する必要があります。入居時のお身体の状態に合わせて準備することがポイントです。


・老人ホームはこれからの老後の人生を過ごす場所ですが、環境の変化にストレスを感じてしまう方もいらっしゃいます。きちんと納得した上で入居を決めましょう。



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この記事を書いた人

高橋(高齢者事業部 運営課)

入社3年目の高橋です!公社へ新卒入社してから2年があっという間に経ちました。介護・有料老人ホームに関する知識を「どこよりもわかりやすく!」をモットーにお伝えしていきます!

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